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主張・見解

仲間の輪を広げ安倍政権退陣へ力つくそう

婦民新聞第1543号(2017年1月30日号)より

第百九十三回通常国会が開会しました。国会冒頭、何よりも驚き、強い怒りに突き動かされたのは、安倍晋三首相の施政方針演説。「世界の真ん中で輝く国づくり」を標榜、「日米同盟こそが我が国の外交・安保政策の基軸だ」とのっけからこの対米従属ぶり。しかも「できる限り早期に訪米し、トランプ新大統領と同盟の絆をさらに強化する」と言い切るに至っては、在日米軍の費用負担などで米国から理不尽な要求があっても受け入れることを公言したのに等しいと言わねばなりません。また南スーダンPKO(国連平和維持活動)に派兵された自衛隊員に「殺し殺される」危険が高まる中で、首相の演説は戦争法にふれません。深刻な危険を覆い隠し派兵を正当化する態度は無責任の極みです。

「確実に経済の好循環が生まれている」という首相の言葉も空疎です。働く人の実質賃金はこの四年間でマイナス五・一%、十九万円減。日本経済の六割を占める家計消費は前年同月比で十五か月連続マイナス。まさに「アベノミクス不況」というべき状態です。

社会保障削減路線の続行を公言、発効が絶望的なTPP(環太平洋連携協定)への固執、あまつさえ国民の思想や内心までも取り締まる共謀罪を、東京五輪の「テロ対策」にかこつけ強行しようとする姿勢は余りに異常です。そして最後にのべるのは「次なる七十年」への「新しい国づくり」、つまり改憲です。憲法審査会での議論にまで言及しました。仲間の輪を広げ、留まるところを知らない安倍政権の暴政阻止へ力を尽くしましょう。

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