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主張・見解

力合わせ日本高齢者大会を成功させよう

婦民新聞第1437号(2013年8月30日)より

  猛暑続きのこの夏、熱中症の危険が深刻な日々です。とりわけ高齢者にとっては、八月からの生活保護費の切り下げ、十月支給分からの年金削減と、許し難い過酷な状況が続きます。

 安倍政権のもとで、円安がすすみ、食料・光熱費など生活に欠かせない物価の引き上げに加え、消費税増税の最終決定がされれば、貧困は一層広がるでしょう。民自公三党の密室協議から生れた社会保障制度改革法の国民会議の報告書は、社会保障の全ての分野で、公費負担の抑制と「自助・自立」の自己責任の押しつけをきわだたせています。

 一九八七年「高齢者の要求を結集し実現をめざそう」と実行委員会を発足させ、第一回大会を京都で開いて以来、毎年「ひとりぼっちの高齢者をなくそう」を合言葉に続けられてきた日本高齢者大会は今年二十七回を迎え、九月十二、十三の両日、三重県津市で開かれます。

 十二日は、学習講座・分科会・シンポジウムに加え、夜の講座やうたごえ広場も。翌十三日の全体会は、NHKプロデューサーの板垣淑子さんを講師に「老人漂流社会――このまちでくらしたい」と題した記念講演、基調報告、各地域や団体の運動の交流があります。年を重ねて得た長年の知恵の蓄積を若い世代にも伝え、共に励ましあう場ともしたいものです。

 今年の大会のスローガンは「憲法いかし だれもが安心できる国づくりへ」です。憲法改悪の動きに負けない、展望がもてる大会になるよう、私たちも連帯し、成功にむけ力をつくしましょう。

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