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主張・見解

平和や人権を脅かす悪法を廃案に

婦民新聞第1212号(2006年09月10日発行)より

いよいよ九月下旬から臨時国会が始まります。これは本来自民党総裁の交代に伴う首班指名のために開かれるものですが、政府与党は前国会で継続審議にしていた数々の悪法を一気に成立させるチャンスと位置づけています。中でも教育基本法「改正」案や改憲手続法案、共謀罪法案等、戦後日本の基本である平和主義や人権尊重主義を根本から変えて、戦争できる国づくりをめざす悪法中の悪法を最優先課題として、必ず成立させる構えです。国民のくらしを破壊し、戦地イラクに派兵した小泉内閣の路線を、一層おし進める立場を鮮明にしている次期総裁候補の下で、これまでにも増して緊張した闘いを進めなければなりません。

日米一体で海外での戦闘能力を高めるための自衛隊と米軍との共同訓練が激増し、憲法九条改変の先取りが進められる中、ある中学校で「平和と安全を守る有意義な仕事」と自衛隊のチラシが配られ、公然と勧誘が行なわれています。一方、くらしや平和を守るチラシ配布はさまざまな言いがかりをつけて弾圧されています。相次ぐ言論の自由の侵害にいま多くの人々が立ち上がっており、葛飾ビラ配布弾圧事件は東京地裁で無罪をかちとることができました。検察側控訴で闘いは続きます。

平和なくして女性の幸せも子どもの幸せもあり得ないことを身をもって知る私たちは、先の通常国会でも最後まで法案成立阻止のため奮闘しました。

こうした活動のおかげで継続審議に持ちこんだことに自信をもって、悪法三点セットの廃案のために全力を尽くしましょう。

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