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主張・見解

ビデオ「婦人民主クラブの60年」の活用を

婦民新聞第1201号(2006年04月30日発行)より

婦人民主クラブ創立六十周年の今年は、創設の呼びかけ人の一人宮本百合子の没後五十五年にもあたります。百合子は婦人民主新聞に平和に関する意見をたくさん書いています。

「平和の願いは厳粛である」「世界は求めている、平和を!」など。ビデオ「婦人民主クラブの六十年」のタイトル「わたしたちは平和を手離さない」もその一つからとったもので、一九四八年八月十五日に向けて婦人民主新聞の「論壇」欄に書かれました。

その冒頭に百合子はこう書いています。「わたしたちは日本で特にいちじるしい戦争挑発の雰囲気の中でこの八月十五日を迎えるのである」なんと現在の情勢と似ている文言でしょう。そして「その事実なり、その言葉なりをねじまげ」ることによって「不幸がもたらされる」とも。「その言葉」とは愛や正義や平和を指しています。今のイラク戦争や憲法改悪の企みとすぐ結びつく言葉です。百合子は最後にこう結んでいます。

「(私たちにとって恐れるべきことは)戦争挑発に対してたたかっている事実を知らないこと」「それらの運動の意味と実力とを過小評価することである」と。

権力をほしいままに戦争の火種をまきちらす日米政府の凶暴さに目を曇らされ、それとたたかう側の力を「過小評価」する傾向が、今の私たちにないとはいえません。今年は憲法公布六十年、憲法の平和と民主主義の理念は婦民創立の精神でもあります。先輩たちがたたかいつづけてきた事実を広く知らせるために、深い思いをこめてこのビデオを作りました。ご活用下さい。

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